葉ねぎ(万能ネギ)は、薬味として重宝する野菜です。彩りにもなりますし、少しあると便利ですよね。
葉ねぎは市販のものを再生栽培することもできますが、種から育てることも可能です。
室内水耕栽培だと、庭に出なくてもすぐにネギが収穫できるので楽ちんですよ。
葉ねぎ(万能ネギ)の基本情報
科名 | ヒガンバナ科 |
始め方 | 種・再生栽培 |
好光性or嫌光性 | 嫌光性種子 |
種の寿命 | 1年 |
種まきから収穫までの期間 | 3か月~ |
栽培期間 | 3か月~1年 |
スーパーで買ってきたネギの根を水に浸けて育てる再生栽培では、1~2週間ほどでまた収穫できます。
栽培の手順
春菊の栽培に必要なものは以下のアイテムです。
- 葉ねぎの種(今回はダイソー)
- バーミキュライト
- 種まき用の小さな容器
- つまようじ
- 定植用の容器
種まき用の容器は、プリンなどの空き容器でもいいですし、100円ショップで売っている小さな食品カップもおすすめです。
定植用の容器は、ペットボトル容器など小さなもので十分です。
のちほど詳しく紹介していきます。
ペットボトル容器についてはこちら。
種まき
まどべじ!では種まきの方法を2種類紹介していますが、葉ネギはバーミキュライト種まきをおすすめします。
種まきの手順についてはこちらに詳しく解説しているので参考にしてください↓
葉ネギは嫌光性種子なので、種まき後は薄暗い場所に置いてください。
芽が出たら明るい場所に移してくださいね。
これは土栽培の写真ですが、葉ネギの発芽当初はこんな感じです。
育苗1:培養液の使用開始
種まきから1か月ほど経過し、芽が5cmぐらいになってきたら、培養液の使用を開始します。
通常、培養液の使用を開始するときにはバーミキュライトから植え替えるのですが、葉ネギの場合は植え替えません。
バーミキュライトに植えたまま、普段の水やりを培養液に切り替えます。
すると、10日ほどで以下のように、10cmぐらいの草丈にまで成長します。
育苗2:植え替え
草丈がしっかり伸びてきたら、いよいよ植え替えです。
今回の栽培では、8月17日に種まき、9月17日に培養液開始、9月28日に植え替えをしています。
まず、苗をすべて引き抜いて、根に付着したバーミキュライトを洗い流します。
引き抜く際には、容器にたっぷりの水を入れてバーミキュライトを緩めておくのがコツです。
今回の育苗では、小さなプラコップとスチレンボードの容器を使います。
詳しくはこちらも参考に:工作容器で水耕栽培
スチレンボードは100円ショップやホームセンターで売っています。プラダンでも可です。
スチレンボードを、プラコップの口よりひとまわり大きいサイズに切り、中央にスポンジ固定用の穴を開けます。
上記写真、黒いのは防水テープです。2~3個に切り分けて、スチレンボードのフチに貼り、スチレンボードがプラコップから落ちないようにしています。
プラコップには培養液を入れておきます。
切り込みを入れたスポンジに、苗をまとめてはさみます。
スチレンボードに固定します。
このままでは培養液に日光が当たって藻が生えてしまうので、アルミシートで遮光しておきます。
定植
さらに1か月後(10月24日)、小さい容器では心もとなくなった頃に、大きめの容器に植え替えます。
今回は600mlペットボトルを加工した容器を使用しました。
参考:ペットボトルで水耕栽培
定植後も引き続き、適宜、培養液の補充・入れ替えをおこなってください。
収穫・保存
さらに1か月後(11月22日)、これぐらい成長したら、収穫OKです。
根元、迫力があって美しいです。
葉ネギは収穫して保存するというより、必要なときに必要な分だけチョキチョキする感じです。
切ったところからもまた生えてきますよ。
半年以上の栽培はさらに植え替えが必要
葉ネギは収穫してもまた生えてきて、1年ぐらい(1年以上でも)栽培できます。
ただ、だんだんと太くなってくるので、途中で植え替えが必要です。
根元が窮屈になってきたら、本数を減らして植え直しましょう。
以下は土栽培ですが、半年以上育てた葉ネギはこんな感じです。
室内だとここまで太く育てるのは難しいかもしれませんが、長期間栽培に挑戦するのも楽しいと思いますよ。