リーフレタスは、室内水耕栽培ではぜひ育てたい、かなりおすすめの野菜。
簡単に育てられて、少しずつ収穫しながら栽培すれば2~3か月収穫できるのでコスパも抜群です。
定番の「玉レタス」は素人には栽培が難しいのですが、サニーレタスやサンチュなどのリーフレタスは簡単に育てられますよ。
リーフレタス基本情報
科名 | キク科 |
始め方 | 種 |
好光性or嫌光性 | 好光性種子 |
種の寿命 | 2年 |
種まきから収穫までの期間 | 1か月半~2か月 |
栽培期間 | 1か月半~4か月 |
栽培の手順
リーフレタス栽培に必要なのは以下のアイテムです。
- リーフレタスの種(レタスミックスなどでもOK)
- バーミキュライト
- 種まき用の小さな容器
- つまようじ
- 定植用の容器
定植用の容器は定植時までに用意すれば間に合います。
2リットルのペットボトルで1株育てるぐらいがちょうど良いです。2株以上育てる場合はその分だけ大きなペットボトルを用意します。
もしくは大きな容器を使って2~3株育てても良いですが、株間は15~20cmは確保したいので、だいぶ大きな容器が必要です。
食品コンテナや収納ボックスなど大きな容器があると一度にたくさん栽培できますね。(わたしは食品コンテナを使っています)
種まき
種まきの詳しいやり方についてはこちらを参照してください。
わたしは基本的にはバーミキュライトを使った種まきをしていますが、スポンジを使った種まきもあるので、お好みで使い分けてください。
今回はスポンジ種まきにしてみました。
芽が出て葉が成長してきたら、バーミキュライトの場合は生育の良い苗だけを選んで定植します。スポンジの場合はあらかじめ2粒以上まいておいて、生育の悪い苗を間引きします。
定植
根が10センチほど伸びた・本葉が出てきた、というタイミングで定植します。レタスは成長が早いので、1週間~10日で定植できることが多いです。
定植の詳しいやり方はこちらの記事を参照してください。
スポンジに種まきした場合は、そのまま容器にセットすれば良いので楽ちんです。バーミキュライトの場合は苗を洗い、切り込みを入れたスポンジを用意して、切込みに苗を挟んでセットします。
今回は2リットルのペットボトル容器を用意。
苗を容器にセットして、容器に培養液を入れたら、あとは明るい場所に置いて作業終了です。
日々の管理は培養液の補充・交換のみ
その後収穫までは、培養液の補充・交換を日々行います。
定植後、はじめの2週間ほどはほとんど培養液が減らないぐらいですが、途中から急激に成長し、培養液の減りも激しくなるので、水切れに注意してくださいね。
収穫と保存
スーパーで売っていそうなぐらいのサイズ感になったら収穫です。
収穫サイズになったら外側の葉から収穫
リーフレタスは外側(下側)の葉から1枚ずつ収穫します。まるごと一気に収穫してしまっても良いのですが、少しずつ収穫したほうが長く楽しめてお得です。
大きな葉をすべて収穫し、小さめの葉が5~6枚残っていればOKです。もちろんもう少し控えめに、そのとき食べる分だけ収穫しても良いです。
ただ、大きな葉を長くそのままにしておくとだんだん傷んでくるので、おいしそうなうちに収穫しておいて、余る場合はきちんと保存しておけば大丈夫です。次から保存方法を紹介します。
保存容器で2週間保存できる
リーフレタスは、収穫後、洗ってキッチンペーパーにくるんでおけば2週間ぐらいはもちます。
サンチュを育てて家で焼肉を楽しみたい場合でも、数回分の収穫をためておけば家族分のサンチュが十分まかなえますよ。
収穫期間は2か月以上!
リーフレタスは、きちんと培養液を管理して、根腐れなどのトラブルが起こらなければ2か月以上収穫することも可能です。
長期間収穫を続けるうちに茎部分が長くなり、最終的にはこれぐらい長くなります。
ここまで茎が長くなると不安定なので、実際にはここまで粘ることは最近はありませんが。どこまで収穫し続けられるか挑戦してもおもしろいと思います。
なお、冬に栽培して春に差し掛かった場合、「トウ立ち」と言って、レタスが花を咲かせることもあるようです。花が咲いてしまうと栽培終了の合図で、葉も固くなるようなので、撤収したほうがよいでしょう。