小松菜は食卓の定番野菜のひとつだと思いますが、水耕栽培でも簡単に育てられます。
栽培期間も短く管理もラクなので、水耕栽培ビギナーの方にもおすすめです。
小松菜基本情報
科名 | アブラナ科 |
始め方 | 種 |
好光性or嫌光性 | 好光性種子 |
種の寿命 | 2~4年 |
種まきから収穫までの期間 | 1か月~2か月 |
栽培期間 | 1か月~2か月 |
栽培の手順
小松菜栽培のために必要なのは以下のアイテムです。
- 小松菜の種
- バーミキュライト
- 種まき用の小さな容器
- つまようじ
- 定植用の容器
定植用の容器は定植時までに用意すれば間に合います。
1株だけではさみしいので、定植穴の数は最低でも3つほどほしいです。3つ以上の穴がある水耕栽培容器を用意しましょう。
種まき
バーミキュライトは水でひたひたにしておきます。
そこへ、つまようじを使って、種まきをします。
小松菜は、2本ずつ定植できるので、定植穴が3つなら種は6粒以上まきましょう。発芽率が100%とは限らないので、多めにまいておいてください。
種まき後は明るい場所に置いておき、発芽まではバーミキュライトは乾かないよう管理します。
水やりは霧吹きでおこなうとやりやすいです。
アブラナ科の植物は発芽が早いので、2~3日後にはもう芽が出ます。
こういう透明のカップを使っていると、根が伸びている様子も観察できます。
十分に根が伸びていそうなら、もう定植できます。
定植
定植時には、定植用の容器と、スポンジを用意します。スポンジには切り込みを入れておきます。
水耕栽培容器には培養液を入れておきます。
容器にたっぷりの水を入れ、バーミキュライトをゆるめて、そっと苗を引き抜きます。
根についたバーミキュライトを洗い流しておきます。
今回は、ひとつのスポンジに2本の苗をはさみます。
容器にセットします。
今回は、中級者向けの、やや本格的な装置を使っています。ここまで広いスペースじゃなくても、小松菜は育ちます。
定植したら、引き続き明るい窓辺に置いて育てます。
日々の管理は培養液の補充・交換のみ
定植したら、あとは培養液の補充・交換をするだけです。
はじめのうちは培養液はほとんど減りませんが、かといって放置していると、雑菌が繁殖したり、培養液の成分が偏ったりして作物に悪影響が出ることがあります。
1週間に1回程度は、培養液を全交換してください。
と言っても小松菜は成長が早いので、全交換は1回だけすれば十分かもしれません。
成長すると培養液の減りが早くなるので、2~3日ごとに新鮮な培養液をたっぷり補充することになります。
どんどん成長して、ほぼ毎日補充が必要になるぐらいになれば、収穫時期です。
収穫と保存
今回は定植から3週間(種まきから4週間)で、収穫しました。
収穫サイズになったら一気に収穫
スーパーで売っているのと同じぐらいの、立派な小松菜です。
根元をキッチンバサミで切ります。
根はこんな感じ。
保存容器で2週間以上保存できる
小松菜は、きちんと保存すれば2週間以上もちます。
わたしは葉物野菜はいつも、「保存容器の中にキッチンペーパーを敷き、水洗いして濡れたままの野菜を入れる」というスタイルです。
小松菜の場合は、食べやすいサイズに切ってから保存しています。
葉物野菜は冷凍することもできますが、わたしは繊維が壊れた食感が苦手なので、冷凍はしません。
小松菜はこうしてカットしておけば、使いたい分だけさっと加熱しておひたしにしたりソテーにしたりできます。ちょっとだけお弁当のおかずに、ということもできて便利です。