コモンタイムは、肉料理に使われるハーブです。
プランターでも水耕栽培でも育てやすいため、ハーブ初心者にもおすすめ。
このページでは、室内水耕栽培でコモンタイムを栽培する方法を紹介します。
コモンタイムの基本情報
科名 | シソ科 |
始め方 | 種・挿し木 |
好光性or嫌光性 | 好光性種子 |
種の寿命 | 1年 |
挿し木から収穫までの期間 | 1か月~ |
栽培期間 | 半年以上可能 |
栽培の手順
コモンタイムの水耕栽培に必要なアイテムは以下のとおりです。
- コモンタイムの苗
- 食品用スポンジ
- 挿し木用の小さな器(一輪挿しなどでも)
- 定植用の容器
コモンタイムは種からも育てられますが、1株あればほぼ永久に育てられるので、苗を買ってきて挿し木で始めるほうがおすすめです。
挿し木
コモンタイムは苗を買ってきて、苗はプランターで育てて、剪定して挿し木で水耕栽培にするのがやりやすいです。
こちらは長く育てているコモンタイムなので大きいですが、園芸店等で売られている苗はもっとコンパクトサイズです。
10~15cmぐらいの枝を数本切ります。
コモンタイムは発芽率が高いため、最低限でOKです。
下半分くらいの葉を取り除きます。
水に浸けておきます。1日1回は水換えしましょう。
定植
2~3日で発根することが多く、暖かい季節だと1週間ほどで定植できるぐらいまで根が伸びます。
カットしたスポンジに、コモンタイムをはさみます。
2本まとめてはさんでもOKです。
定植の手順についてはこちらにも詳しく説明しています。
今回はペットボトル容器を使って定植しました。
培養液を入れて、セットします。
上の画像では中身が丸見えですが、遮光のためにアルミシートは巻いておきましょう。
上記画像は定植から約1か月後。だいぶ伸びてきていますね。
室内水耕栽培だと、屋外のコモンタイムよりも少しひょろっとした仕上がりになります。
収穫と保存
コモンタイムは使用するときに使用する分だけ収穫します。
消費が追いつかないときには、まとめて収穫して、乾燥させると長期保存できますよ。
乾燥方法は、自然乾燥と電子レンジ乾燥の2種類。
自然乾燥の場合は、乾燥させてから葉をほぐすか、葉をほぐしてから乾燥させるか、どちらでもOKです。
コモンタイムの葉をほぐす方法は動画でもご覧いただけます。
電子レンジで乾燥させるのは、天候や気温問わずいつでもできて、意外と香りも飛ばないのでおすすめです。
100Wや200Wなどの低い設定で、1分ずつ、様子を確認しながら乾燥させましょう。
乾燥させたコモンタイムは、保存容器に入れて、冷蔵庫で保存するのがおすすめ。
保存日を記入しておくと管理しやすいです。
腐ることはないですが、長期間経過すると香りは飛ぶと思うので、新たに収穫したら、古いものは処分して、新しいものと入れ替えるといいですよ。