室内水耕栽培では、一般的な屋外での植物栽培に比べると、作物は小さく、収穫量も少なめです。
光が少なかったり、空気の循環が少なかったりするからですよね。
室内水耕栽培でも作物を大きく育てて収穫量をアップさせたいなら、エアポンプの導入がおすすめです。
エアポンプというといろいろと面倒くさそうに思われるかもしれませんが、実は簡単にできます。
しかも、培養液の管理もラクになるんですよ。
根にも空気の循環が必要
植物が元気に育つには空気(風)が必要です。そのことは、以下の記事でくわしく解説しています。
そして実は、根っこにも空気が必要なんです。
土の栽培の場合、水やりをする際に土の中の空気が換気される仕組みになっています。
水の流れによって古い空気が押し出され、水に含まれる新鮮な空気が土に供給されますよね。
一方、水耕栽培の場合は水やりがないので、放っておくとどんどん空気は古くなります。
だから、定期的な培養液の交換をおすすめしているんです。
参考:水耕栽培の培養液管理の基本。培養液の補充や入れ替えのやり方
こまめに培養液を交換していれば良いのですが、培養液の交換もけっこう大変ですよね。
エアポンプを使うと、培養液の交換は夏でも1か月ほど不要になります。
真夏以外なら3~4か月程度でも補充のみで過ごせます。
エアポンプを導入しよう
では、エアポンプを導入する方法を紹介します。
エアポンプ導入に必要なもの
用意するのは以下の通り。
- エアポンプ本体
- エアチューブ
- エアストーン
必要なのはこの3つだけ!簡単ですよね。
もし、2つ以上の容器にエアレーションを使うなら、容器の数だけの「エアストーン」と、新たに「分岐パーツ」が必要になります。
エアポンプ導入の手順
エアポンプの導入手順を紹介します。
と言ってもパーツをつないでいくだけで、とても簡単です。
- エアポンプとエアチューブをつなぐ
- エアチューブの逆側にストーンをつなぐ
これだけです。
あとは、
- エアポンプのプラグをコンセントにつなぐ
- ストーンを培養液の中に入れる
以上です。
なお、エアストーンやエアチューブは劣化してくるので、1年に1回ぐらいは交換したほうが良いです。
でもいずれも安いものなので、コスパはいいですよ。
低コストで簡単にできるのに収穫量は増えるので、ぜひ試してみてください。