水耕栽培で育てた野菜の収穫方法について紹介します。
野菜のタイプごとに収穫する方法が違うので、参考にしてくださいね。
少しずつ収穫して長期間楽しむタイプ:レタス、ハーブ類など
レタス類やハーブ類は、少しずつ収穫して楽しみます。
まず、レタスの場合は、下の葉(=外側の葉)から収穫していきます。ハサミで切ってもいいですが、手でちぎっても問題ありません。
なお、ハサミを使う場合は、ハサミを消毒しておきましょう。アルコール除菌スプレーなどで消毒するといいですよ。
手で収穫する場合は、事前い手洗いしてください。
レタス類は食べる直前に必要な分だけを収穫してもよいのですが、茂りすぎた場合はまとめて収穫し、保存しておいてもよいでしょう。
この写真は少し収穫しすぎです。だいたい、葉を6~7枚残すぐらいまで収穫しておけば、また1週間ほどで収穫サイズの葉が数枚育ちます。
上記の写真ぐらい収穫しすぎた場合、次の収穫までに10日~2週間かかってしまうのと、場合によってはうまく育たず、そこで栽培終了ということもありえます。
このまま収穫を続けているとどんどん茎が長くなっていくので、「さすがに長すぎ」と思った時点で最場終了すればよいでしょう。
また、「トウ立ち」と言って、最終的には花を咲かせる場合もあります(気温や日照時間の関係で決まります)。
トウ立ちした作物は葉が固くおいしくなくなるので、そこで栽培終了となります。
続いて、ハーブ類の収穫です。
ハーブ類の収穫タイミングも、「必要なとき」と「茂りすぎたとき」です。手でちぎれるものもありますが、ハサミを使ったほうがいい場合が多いです。
ハーブが必要なときは、必要な分だけを収穫しますが、茂りすぎたときは、散髪のような感覚で、こざっぱり切り戻してやるとよいでしょう。
特に、シソやバジルはいくらでも生えてきますので、これぐらい大胆に切ってしまっても大丈夫です。
これだけ切っても1週間でここまで生えます。
長期間育てているうちに、株が大きくなってきて、容器の中が根でパンパンになることもあります。
これぐらいならまだ大丈夫ですが、パンパンになるのも時間の問題ですので、わたしはこういうときは、挿し木で株の更新をします。
枝の一部を切って、大きな葉は取り除き、水に挿しておくと、1週間ほどで根が伸びてきます。
十分に根が伸びたら、古い株は全収穫&撤去して、挿し木株と入れ替えます。するとまた当分(2~3か月ほど)は栽培できます。
もちろん、大きな容器を使って大株に育てても良いのですが、スペースをとるので、わたしはこうして株の更新をすることにしています。
タイムやパセリ、ローズマリーなどはここまで成長は早くありませんので、必要なタイミングで少し摘んだり、傷んでいる葉があれば取り除く、ぐらいでよいと思います。
また、ハーブも花を咲かせるものがあり、その時期は葉がおいしくなるものが多いようです。花が咲いたあとに切り戻しをして、しばらくするとまた繁ってくるので、そうしたらまた収穫できるようになります。
これはプランターで育てているタイムですが、水耕栽培でも同じ感覚で大丈夫です。
1回で収穫して栽培終了するタイプ:葉物野菜
小松菜やほうれん草、水菜、チンゲンサイなどの葉物野菜は、食べれるサイズになったら、一気に収穫してしまいます。
レタスのように外葉から収穫していくこともできるのですが、一気に収穫したほうが管理しやすいです。
収穫するときは、根元をハサミでチョキンと切ります。
キッチンバサミを使っています。レタスやハーブと違い一気に収穫するので、ハサミの消毒などは特にしなくてもいいです。
収穫したら、今度は根の片付けです。スポンジを引っこ抜くと、根が出てきます。
これらは処分しますが、わたしは生ごみコンポストを実践しているので、根の部分は生ごみと一緒に土に埋め、スポンジだけを燃えるゴミとして処分しています。
実だけ収穫するタイプ:果菜類(トマト、きゅうり等)
トマトやきゅうりといった果菜類は、実の部分だけを収穫する作物です。
収穫サイズになったら、実だけを収穫します。
ミニトマトは、真っ赤になるまで待ってから収穫するのがおすすめです。
きゅうりやナスは、ハサミで切って収穫しましょう。
切り口から雑菌が入らないよう、ハサミはアルコールなどで消毒してから使ってくださいね。